消費者金融の営業を認可しているのって、都道府県知事と財務局長の2種類がありますよね?消費者金融会社が正規か闇金か見極めるのに、登録番号を調べるといいというのを見て疑問に思ったんですけど、登録番号の前にナントカ県知事かナントカ財務局長と書かれているので、認可しているのも消費者金融によって国だったり都道府県だったりするのかと不思議に感じたんです。

営業規模で届け出先は変わりますが、管理監督は金融庁です

行政上の仕組みのお話ですね。まず、国の機関の仕組みを知っておきましょう。行政機関の中に「財務省」があります。他国との外交や外国にいる日本人の安全に関することは「外務省」。

学校や文化に関することは「文部科学省」というのと同様に、お金に関することは「財務省」が受け持っています。その財務省には全国に出先機関があって、それが「財務局」です。また、財務省には「金融庁」という金融関係を管理監督する機関があることも覚えておいてください。

では、消費者金融会社はどこへ登録をするのかというお話に移りますが、ご質問で書かれているとおり、全部の会社が財務局や金融庁へ届け出るわけではないんですね。この区別は、①本店や店舗を一つの都道府県のみで行なうなら「都道府県知事宛て」、②2つ以上の都道府県に店舗を置く場合は「財務局長宛て」に登録先が変わるんですね。数的には都道府県知事宛て、つまり一つの都道府県だけで営業している中小規模の消費者金融が圧倒的に多いんです。

では、管理や監督をしているのはどこなのかというと、全部の業者の届け出状況などを把握しているのは「金融庁」です。公式ホームページには、全国の貸金業者(消費者金融だけではない)を検索することもできます。全体を把握しているのが金融庁で、実務に関しては各都道府県や財務局が行なっているという感じで捉えておくと解りやすいでしょう。

因みに、消費者金融会社は3年に一度、登録の更新をする義務があります。東京都知事(1)の(1)は、登録の更新回数を指していて、(1)は新規登録、近畿財務局長(5)だと5回登録更新をしているということになります。

この数字が大きいほど、長く営業していることが解りますが、規模縮小や事業拡大で登録先が財務局から都道府県知事に切り替わってしまう(またはその逆)と、数字は(1)にリセットされてしまうので、数字が小さいからといって新しい会社だとは言えないことも覚えておくといいでしょう。

【参考ページはこちら】
おすすめの消費者金融会社を教えて!

消費者金融における認可業者と上限金利について

消費者金融の利用でポイントになることはどんなことでしょうか?一ついえることは、金利に注意する必要があるということです。特に2つの点において注意する必要があります。

まず一つは、消費者金融の金利は銀行よりも高いということです。金利が高いということはそれだけで返済負担を重くしますが、借入期間が長くなればなるほどさらに金利負担を重くすることになります。この点で、前もって綿密な金利計算や返済計画を立てておかなければならないということになります。

もう一つ金利で注意すべきことは、法定金利があるということです。法定金利というのは、法律で定められた利率の上限のことです。その金融業者はその法定金利を超えて利用者に請求することはできず、もしそれを行えば違法行為となります。利用者の側としては、この法定金利について前もって知っておく必要があります。

自分がこれから利用しようとしている消費者金融の利率について、それが法定金利内であるかどうかを確かめる必要があるからです。法定金利を超える金利を支払ってしまった場合は、それは過払い分となります。

さて、この利率の上限については、今後上がっていく可能性もあります。というのは、一定の条件を満たす認可貸金業者については、利息制限法の適用から外して、15~20%の金利の制限から29.2%まで上げることを認める法案が成立する可能性があるからです。こうした法律の動きにも注意を払っておく必要があります。

さて、消費者金融の利用のポイントは金利以外にもあります。それは、利用審査についてです。どんな業者であっても、利用許可が下りるためには審査に通過しなければなりません。諸費者金融では審査基準が緩いともいわれますが、それでも審査が無いわけではありません。本人の返済能力の有無を確かめるための審査は行われますので、その基準を満たせるようにならなければなりません。

返済能力を確かめるための調査として、現在の収入、他社からの借入状況、過去の金融事故情報などがチェックされます。こうした審査のポイントについても知っておく必要があります。
(⇒消費者金融の審査基準ってどうなってる?