よく、外資系企業って言葉が使われますよね?あの外資系ってどういう意味なんですか?消費者金融にも外資系の消費者金融ってあるんでしょうか。あったとしたらどのような企業なんでしょうか。

外国資本の会社のことで、外資系消費者金融もありました

外資系企業というのは、会社の運営に必要な資本金が外国から調達されている、つまり、外国の会社がその会社の運営を取り仕切っていると考えればわかりやすいでしょう。大手生命保険会社などは有名ですね。解りにくければ、日本の企業が外国で活動をしている場合、その外国から見て日本の企業は「外資系企業」になります。これなら理解できるでしょうか。

消費者金融にも外資系の会社は存在していました。しかし、消費者金融への金利の制限など、多くの面が法律で改正されて、営業を続けることが困難になる会社が続出する中で、外資系消費者金融も日本の企業に売却されたり、消滅したりして、ほとんどが姿を消しています。

形を変えて日本企業として生き残っているところはありますが、今でも外資系の消費者金融専門会社として営業しているところは探す方が大変かもしれません。

一方で、日本の消費者金融が海外に進出する、外国から見た外資系消費者金融としての日本の消費者金融は存在します。金利面などで日本よりもはるかに利益をあげやすい海外に目を向けた一部の企業が、日本国内で培ったノウハウを元に海外に進出しているというのは、生き残りをかけた消費者金融業界にある動きです。

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外資系消費者金融の勃興と衰退。その歴史について

消費者金融は、個人向けの小口貸出を行っている貸金業者のことです。消費者金融といっても、大手から中小ローカルまで日本各地に数万社あるとされています。またこれら貸金業者の資本となるものは独自の資本であったり、国内の銀行や企業などから融資を受けて行っていたりするなど多種多様でした。また一部には外資系による消費者金融も現れていますが、日本という土壌は合わないためか、勃興と衰退を繰り返しています。

外資系が消費者向けの貸金業に本格的に参入をしたのは、1970年代後半のことで信販会社という形で、10社以上が日本国内市場に参入してきました。1977年にはさきがけとしてアブコが参入し、1978年にはジャパン・ハワイ・ファイナンス、ハウスホールド、アイク信販などが参入してきます。
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この当時の金利は国内の会社で年91.25%から年102.2%だったのに対して、参入してきた会社では、年利48%とかなり低い水準でした。この結果、国内の会社も年41%から年49%台まで下げて対抗することになり、また顧客獲得競争が盛んになります。

しかし、1986年にはアイクを残して全て撤退しています。これは、当時のアメリカスタイルの審査スタイルが日本では合わなかったこともあり、貸し倒れによる不良債権が増えたことや、参入時の金利規制により利益が出にくかったことなどが理由とされています。

一方でアイクは日本での事業展開に成功し、唯一の外資系の消費者金融として存在し続けることになります。この1986年の撤退以降、本格的な参入は1998年まで一社もなくなることになります。

なお、1983年には法律改正により出資法が改正されるなどし、当時の貸金業登録数は23万件もあったのに対して3万件台まで激減することになります。また残った業者も合併、統合などを積極的に行い経営力を強化していくことになります。

一方で、1998年にダイエーの消費者金融会社であったディックが外資系に売却されることになります。その後もユニマットレディスやレイクといったところが外資系に買収されることになり、再び勃興するかに見えましたが、やはり改正貸金業法の影響により撤退しており、レイクが残っていますが現在ではカードローン事業に転換しています。(こちらもご参考に→レイクは消費者金融じゃないってホント?