現在消費者金融から3件ほど借入があります。どの会社も限度額が低く設定されているので、件数が増えてしまいました。増額などもできそうもないため、新たに別の会社から借入をしようとしています。3件借入があると大手消費者金融では審査に通らないため、中小の消費者金融に申し込みしようと探しているのですが、中には金利がすごく高いところがあります。

こういうところのほうがすぐに貸してくれるのかもしれませんが、これって法律の範囲内なのでしょうか。法律で決まっている消費者金融の金利の上限ってどのくらいなんでしょうか?

消費者金融の法定金利の上限は20%です

消費者金融などの貸金業者の法定金利の上限は20%です。そもそも消費者金融の金利は利息制限法・出資法・貸金業法という3つの法律できまっており、20%というのはこの3つの法律の上限になります。

大手消費者金融などは上限利息を18%程度に設定している会社が多いようです。これは利息制限法の制限が10万円未満は20%、10?100万円未満は18%、100万円以上は15%までとなっているためです。大手消費者金融ではそれよりもさらに低い金利で借りやすくし、顧客を集めているのです。

ではどうして法定金利以上の設定をしている業者がいるのかというと、以前は出資法の法定上限が29.2%だったことが原因と言えるでしょう。以前は利息制限法と出資法の上限金利に開きがあり、社会問題化していました。大手消費者金融でも上限金利を29.2%としていたところが多かったのです。
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一時期よく耳にした「過払い請求」というのはこの出資法の上限で融資をしていた業者に対して、利息制限法にのっとった上限金利との差額を業者に返還してもらうという民事訴訟のことです。現在では出資法も上限が20%となっていることから、金利によって多額の過払いが発生するということはなくなっています。また、以前のままの29.2%で融資しているのであれば法律違反として重い罰則が与えられます。

法律を守っているまっとうな消費者金融であるならば、20%以上の金利の設定はしていません。これ以上の金利を設定している場合は、悪徳業者と言ってもいいでしょう。現在でも高い金利を取って融資をしてくれる金融業者はあるようですが、そもそも法律違反をしている業者なので利用してはいけません。審査が緩いと言われるところでも、20%の法定金利を守っている消費者金融を利用するようにしましょう。

【参考ページはこちら】
消費者金融の法定金利は何%?

消費者金融の法定金利はどのように変わって来たのでしょうか

消費者金融を利用する場合の法定金利は、どのくらいだかご存知ですか。正解は20パーセントです。意外に低いことに、びっくりされるかもしれません。もちろん、以前からこんなに低かったわけではありません。

今の改正貸金業法が施行される前は、30パーセント近い金利がついていましたし、それより前にはもっと高い金利の時代もありました。では、どのようにして、20パーセントにまで法定金利が引き下げられたのでしょうか。

かつては消費者金融はかなり金利が高く、そのため返済できない人が増えたため、2000年に出資法という法律による金利が、40パーセントから29.2パーセントにまで引き下げられました。しかし、本来の金利は20パーセントであり、いわば、29.2パーセントまで金利をつけても罰則が適用されないというものでした。

このため、多くの業者が20パーセントを超える金利で融資を行うようになっていたのですが、2006年の最高裁判決でこのことが問題視され、それ以後、払い過ぎた金利を取り戻すための、いわゆる過払い請求が起こるようになります。

これと前後して、政府は貸金業法の改正を検討して、段階的に改正を行い、最終的に2010年6月に施行の運びとなりました。この改正貸金業法には、法定金利は20パーセントと定められ、これに従わない業者は罰則が適用されるようになったのです。

また、これを受けて、一部の消費者金融では、20パーセントよりさらに低い、18パーセントで融資を行う業者も現れるようになりました。これにより、とかく高金利と捉えられがちだった消費者金融が、かなり利用しやすいものへと変貌を遂げて行きました。

またこれに伴い、総量規制が設けられるようになりました。これは、借り過ぎ防止のため、借入限度額を年収の3分の1に当たる金額までとしたものです。このため、複数の消費者金融を利用する場合は、金額によっては新規の借入が行えないこともありますので、利用の際には、まず借入分をチェックしたうえで行うのがいいでしょう。
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